もち大豆みそ
ふれあいの里上月(佐用町) 2012年度グランプリ

癒される、甘みとコクで 愛され続けるお味噌
初めて食べた時ちょっと驚いてしまうような、甘めでまろやかな旨みが大人気の上月特産「もち大豆みそ」。
「このお味噌にしてから、子供が味噌汁を好きになった」「我が家には欠かせないお味噌」と、佐用町はもちろん全国にファンが。若い女性からも「もち大豆みそLOVE」と熱いメッセージが届く、年代、時代を超え“愛され続ける”名品です。
素材の旨味と馴染んで引き立てあう。幸せのお味噌汁
「佐用もち大豆」ならではの甘みとコク、自家製こうじの旨味、赤穂のあらなみ塩、三つが見事に融合したお味噌。

塩気と旨味のあるアサリのお味噌汁は、もち大豆の甘味、こうじの旨味で、互いの美味しさを引き立てあい、なんとも贅沢な味わい。
また、春の玉ねぎ、夏のナスや南瓜、冬の寒さに当たった大根など野菜のお味噌汁は、野菜の香りや甘味と「もち大豆みそ」の甘味が調和して、よりまろやかに。
「うちのお味噌汁って美味しいね」子供も喜ぶ(母はもっと喜ぶ)幸せの一杯が、このお味噌を使えば誰でも簡単に作れるのがいいですね。
お鍋も大人気。〆はうどんで!
「ふれあいの里上月」の皆さんのお家では、特産の「もち大豆豆腐」のお味噌汁や、お鍋に「もち大豆みそ」を入れるのが大人気と教えてくれました。お鍋の〆はうどん。「もち大豆みそ」の味が染みて、ついつい食べ過ぎそうになるんだとか。
「ご飯のお供選手権」でも熱い人気

「ご飯のお供選手権2019」では、「もち大豆みその生姜みそ」が優秀賞に選ばれました。「これさえあれば、ご飯が何杯でもいける!」「もち大豆みそで作ると美味しくなる」「我が家には欠かせないお味噌」と“もち大豆みそファン”のコメントが多数。お味噌の旨味とゴマ、生姜が香ばしく、一度作っておけば保存もでき、生姜の温効果も期待できるそうです。ぜひ一度お試しを!レシピはこちら
町の宝物として守り続けてきた「佐用もち大豆」
「佐用もち大豆」は、“甘味が強い”“大粒でもちもち”“香ばしい”等の特徴があり「豆腐やみそにすると、不思議なくらい甘みとコクが出る」と言われています。

昼夜の寒暖差が大きいため美味しい実が育つと言われる佐用町で、30年以上前から栽培されてきた在来品種で、平成19年に品種名「夢さよう」と登録。
さらに令和元年には、“ 甘く、もちもちで、大きな” “佐用町にしかない大豆”として「佐用もち大豆」が地理的表示(GI)保護制度の認証を受けました。( 「神戸牛」「但馬牛」に次いで兵庫県で3番目のGI認証)

“町の宝”とされる「佐用もち大豆」の、優れた品種特性を守り続けるため、町の篤農家が毎年、良質の種子づくりに情熱を注いできました。
そして、品種の良さが発揮される栽培方法を守り、大粒で「佐用もち大豆振興部会」の厳しい基準をクリアしたものだけを「佐用もち大豆」として出荷しているのです。
「佐用もち大豆」の美味しさの秘密、栽培、加工がよくわかる動画はこちら!
一等米で作るこうじをたっぷり使う贅沢。
米こうじも、佐用町産の「日本晴」にこだわり、昔ながらの手作り。良質のこうじをたっぷり使うことで、白みそに近い、こうじのまろやかな甘みが濃くなります。


こうじ室(むろ)で、蒸した米をこうじ菌と混ぜ、保温することで“米こうじ”を作ります。途中の“切り返し”で、大量の米こうじを根気よく丁寧にほぐす姿を見ていると、“美味しいお味噌ができるように”という思いが伝わってきます。
そして、もち大豆みその美味しいお味噌汁を飲むとき、米こうじの粒も残さずいただこうという、なんだか優しい気持ちになりました。
湯気まで甘~い炊きたてのもち大豆

もち大豆を柔らかく炊くときは、思わずつまみ食いしたくなるもち大豆の甘い香りに満ち、うっとりした気分に。
一粒いただくと、なんて甘い!もちもち~!と、初めてのもち大豆の美味しさに驚いてしまいました。
この美味しいもち大豆を、滑らかなミンチ状にしたら、「赤穂のあらなみ塩」、米こうじと混ぜ合わせます。

こんなに甘くて風味豊かなもち大豆と、赤穂のあらなみ塩、たっぷりの米こうじで作ったお味噌、絶対美味しいやつ!と、甘い湯気に満ちた加工場で思ったのでした。
絶対美味しくなりそうな仕込みができたら、それを樽に投げつけるようにしっかり詰めていきます。
余分な空気が入らぬようにとのことですが、昔ながらのハードな作業を黙々と続ける姿には、じーんとくるものがありました。
熟成は10か月。食味検査合格の味噌のみ出荷。
詰め終えたら、10か月温度管理をして熟成させます。
そして、時期が来れば、ベテランスタッフ数名で全ての味噌樽の味や風味の検査を行い、全員が合格を出すまで、しっかり熟成させ出荷します。

変わらぬ美味しさでファンに愛され続ける理由は、品質管理もその一つ。そして、こんなに丁寧に仕込んでも、こうじ菌は生きているため同じようにいかない事もあり、細やかな工夫が必要なのだなと、味噌づくりを続けることの奥深さを感じました。

「もち大豆みそ」は、西播磨地域外のヤマダストアーや百貨店、芦屋や六本木のグランドフードホール、オンラインショップ「佐用風土」でも購入することができます。ぜひ一度、佐用のやさしい味わいのお味噌汁をお試しください。
製造者名 (販売者名) | 株式会社 元気工房さよう〔受賞時:(有)ふれあいの里上月〕 |
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住所 | 〒679-5134 兵庫県佐用郡佐用町乃井野1266 |
TEL | 0790-79-2521 |
販売場所 | ふれあいの里上月特産物直売所、味わいの里三日月、南光ひまわり館、道の駅(あいおい白龍城、みき)、ヤマダストアー、じばさんびる、山陽百貨店、西宮阪急、ヤマトヤシキ、ひょうごふるさと館(阪急三宮店内)、ふるさと特産館好きやde西播磨、グランドフードホール(芦屋、六本木)、オンラインショップ「佐用風土」等 |
HP | http://genkikobo-sayo.co.jp/home/furesato/ |
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